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顔の肌荒れ 顔の肌荒れ

顔の肌荒れとは? 顔の肌荒れとは?

顔の肌荒れとは、お肌のキメが乱れ、表面的な潤いが失われている状態のお肌です。
皮膚の表面には角質層という古くなった細胞の層があります。角質層には水分と脂分から作られる皮脂膜というお肌を保護する膜がありますが、肌荒れを起こしているお肌はこのバリア機能が失われた、保護する力が弱っている状態です。
その為、通常なら刺激にならないような事でも、弱っている状態では刺激になってしまい、あらゆるトラブルに繋がってしまいます。 年齢や季節、免疫力、化粧品など様々な事が原因で肌荒れを起こす可能性があります。

顔の肌荒れの原因 顔の肌荒れの原因

顔は身体のどの部分よりも外気にさらされています。衣服で保護されていない為、様々な刺激を受けやすく、女性は化粧品を毎日のようにお肌に塗布するので、それが刺激になる可能性もあります。

①生活・食生活の乱れ

お肌の栄養は99%が食事から運ばれています。化粧品や高価な美容液が栄養ではありません。ビタミン不足、糖質や脂質の過剰摂取などによりお肌の水分と脂分のバランスが乱れ、肌荒れに繋がります。乾燥やくすみ、ニキビ、毛穴の黒ずみになりやすく、血色の悪い肌色になってしまいます。

②ホルモンバランスの乱れ

女性は生理前に肌荒れしやすいです。これは女性ホルモンのバランスが崩れ、皮脂分泌が過剰に行われるからです。生理前だけでなくストレスや不規則な生活でもホルモンバランスは簡単に乱れてしまいます。ホルモンバランスの乱れはフェイスラインやあごのニキビや炎症しているニキビになりやすいと言われています。

③外的刺激

顔は外に出ている事がほとんどなので、外気の刺激を受けています。紫外線、花粉、排気ガス、化粧品、髪の毛、整髪料など、顔に受ける刺激は全て外的刺激になるので、そこから肌荒れに繋がる可能性があります。ニキビや肌荒れが部分的に起こる場合は、まずその部分だけに触れる刺激がないか見直してみましょう。

④内的刺激

顔のお肌は身体を映し出す鏡とも言われる部分です。表面には見えていなくても、身体の内側からSOSを発している場合もあります。便秘や内臓疾患、子宮のトラブルなども顔に肌荒れとなって現れてくるので、突然肌トラブルが起こったら身体の不調がないかも確認してみましょう。心当たりがある時は早めに病院を受診しましょう。

⑤ストレス

精神的ストレスも肌荒れの原因になります。ストレスからホルモンバランスが乱れてしまったり、皮脂分泌が活発になるとニキビができやすくなります。仕事や学校など、精神的にも過度なストレスを感じる時は、環境や状況が変わらない限り肌荒れを繰り返す事になります。

⑥間違ったスキンケア

お肌を気にして過剰にスキンケアをしすぎる事が肌荒れになるケースがあります。使用する化粧品はもちろん、使い方次第で肌荒れを起こしてしまいます。お肌は本来、自ら生まれ変わり、きれいな状態を保つという機能が備わっています。過度なケアが原因で生まれ変わりのサイクルが乱れてしまったり、本来必要としている脂分を洗い流している可能性もあるので、肌荒れが気になる時こそシンプルなケアで肌本来の生まれ変わりを待ちましょう。

顔の肌荒れの症状 顔の肌荒れの症状

肌荒れの症状にも様々ありますが、普段と違う状態が続く時は長引いて悪化する事もあるので、早めに対処しましょう。

①ニキビ

ニキビは様々な原因から発症します。角質が厚くなり、毛穴に皮脂や汚れが詰まって悪化します。できる部分によっても原因が違うので、ホルモンバランスや生活習慣が原因の場合、表面的なケアだけでは治りにくく、繰り返しやすいです。

②ヒリヒリする、赤みがある

普段感じないヒリヒリする感じや赤みがあったら敏感肌のサインです。外からの刺激から皮膚を守るバリア機能が低下しているので、通常と同じケアが痛く感じられます。少しの刺激にも弱いので、摩擦や過度な刺激は避けましょう。

③乾燥

肌荒れの最初のサインは乾燥から始まるとも言われています。水分量が少なく、皮脂も少なくなる事でバリア機能が低下し、保護する力が弱っている状態です。乾燥から、くま、くすみ、ニキビ、敏感肌、赤み、くすみなど、あらゆる肌トラブルに繋がる可能性があるので、重度の乾燥になる前に手を打つ事が大切です。

④かゆみ、皮膚炎

痒みや、皮膚炎もお肌のバリア機能が失われている状態です。守る力が弱っているので、異物が侵入しやすくなり赤みや痒みが出ます。痒みや赤みが強い時は、アレルギーの可能性もあるので、過度なスキンケアはせずに早めに皮膚科を受診しましょう。

顔の肌荒れの予防法・治療 顔の肌荒れの予防法・治療

今のお肌の状態は、自身で作り上げてきたものです。
スキンケアや治療は誰かがしてくれる訳ではないので、生活習慣や食生活、スキンケアを見直して、まずは肌荒れしにくいお肌作りを目指しましょう。

①生活習慣の見直し

人は寝ている間に細胞分裂と修復が行われています。その為、睡眠不足では肌の修復が追いつかず肌荒れに繋がりやすいと言われています。質の良い睡眠をしっかり取る事が美肌への近道です。

②食生活の見直し

健康なお肌に必要なのはビタミンB群です。中でもビタミンB2は美肌ビタミンとも言われ肌の細胞修復に欠かせないビタミンです。またビタミンCは美肌の維持、ビタミンEは血行促進効果、ビタミンAは抗酸化作用が期待できるので、積極的に摂りましょう。

ビタミンB2
鰻/牛、豚、鳥レバー/青魚/納豆/卵 など
ビタミンB6
豚肉/海苔/豆類 など
ビタミンB1
マグロ/カツオ/バナナ/ニンニク など
ビタミンC
柑橘類/ほうれん草/トマト/ブロッコリーなど
ビタミンE
ナッツ類/植物油/緑黄色野菜 など
ビタミンA
レバー/鰻/バター/チーズ/卵 など

③正しいスキンケア法

人は24時間皮脂分泌が行われていて、皮脂は酸化すると黒くなり毛穴の黒ずみになったり、落としきれていない汚れがニキビやザラつきに繋がります。洗浄力が強すぎる化粧品は、必要な皮脂も洗い流してしまうので、余分な皮脂汚れやメイク汚れを優しくきちんと洗える物を選びましょう。
過度な摩擦も肌荒れを招くので圧をかけすぎずに優しく落とす事が大切です。 洗顔後につっぱったり乾燥を感じる時は、必要な潤いが流されていたり擦り過ぎている可能性が高いので、力加減を見直してみましょう。きちんと汚れを落としたら水分補給と保湿をしっかりして潤いを閉じ込める事が大切です。

皮膚科での治療

皮膚科での肌荒れ治療は、発症した症状を抑える治療をします。美容皮膚科の場合は、美しい肌作りを目的としているので、内服薬や外用薬での治療や、サプリメント、場合によってはレーザー治療なども行います。出てきた症状だけでなく、良い状態のお肌を維持する為のサポートとして通う人も増えています。 肌荒れがひどく、皮膚科を受診する場合は保護する為の外用薬や、ターンオーバーをサポートする塗り薬を処方してくれる事が多いです。
一見ただの肌荒れかと思っても感染症やアレルギー反応の場合もあるので、普段と違う状態が続く時は皮膚科を受診しましょう。