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ニキビ ニキビ

ニキビとは? ニキビとは?

ニキビとは、皮膚に存在する毛穴の中でアクネ菌というニキビの原因となる細菌が増殖して起こる皮膚トラブルの事です。一度できると菌が繁殖し、同じような箇所にできやすい、繰り返す、という性質があります。

主に皮脂分泌量が増える思春期に発生し、皮脂分泌が活発な肌質の人に発生しやすいトラブルでしたが、不規則な生活や食生活、過度なスキンケアなどで皮脂と水分バランスを崩したり、社会に出てからもストレスなどが原因となり、あらゆる年代に発生するトラブルになっています。

皮脂分泌量が増える事が原因で発生する事は同じですが、原因がわかりやすいのが「思春期ニキビ」で、原因が複雑化しているのが「大人ニキビ」と言えます。 脂肌だけでなく、乾燥肌でも発生し、複数の原因が考えられます。また、赤く炎症するニキビや化膿ニキビはニキビ自体が治っても跡が残るトラブルでもあります。

ニキビの原因 ニキビの原因

主なニキビの原因

・皮膚のバリア機能の低下(水分量と皮脂量のバランスが悪い)
・ホルモンバランスの乱れ(皮脂が過剰に分泌される)
・外的な刺激(化粧品、整髪料、汚れなどが付着する)
・内的な原因(便秘、食生活の乱れなど)

などが考えられます。
いずれも、皮脂の分泌量が正常ではなくなり、毛穴の中で必要以上に皮脂が滞ってしまいアクネ菌が繁殖する事が原因です。

ニキビの種類 ニキビの種類

大きく分けて5つのタイプがあります。

白ニキビ
皮脂が毛穴に詰まっているニキビの初期症状。 皮膚表面が角化し、毛包内で皮脂が過剰に分泌し、ニキビの原因であるアクネ菌が増殖します。
黒ニキビ
黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒くなった状態です。脂分は空気に触れると酸化して黒くなり、毛穴に詰まってしまいます。
赤ニキビ
赤ニキビは毛穴の中に皮脂が増加し、外に分泌できない状態です。皮脂腺から脂分が多く分泌し、毛穴の中で炎症が起き痛みを伴う場合もあります。この状態のニキビは跡になりやすく、赤みが残りやすいです。
化膿ニキビ
破壊された皮脂腺からアクネ菌が漏れ化膿している状態です。毛穴の中で皮脂が増え、組織を破壊し毛穴のみならず、周囲の皮膚の炎症も引き起こしてしまいます。
ニキビ跡
ニキビは跡が残りやすい皮膚トラブルの1つです。赤く残るニキビ跡は時間がたつにつれてシミになってしまう恐れもあるので、ニキビができてしまったら炎症する前の初期段階で早めのケアが大切です。

思春期ニキビと大人ニキビの違い

思春期ニキビ

思春期ニキビは、皮脂分泌が活発になる頃やホルモンバランスが不安定な年代に多いニキビです。 部活で汗をかいたり、きちんと汚れが落としきれず、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖してできるニキビと言えます。ホルモンバランスが活発になる年頃でもある為、皮脂分泌量が増えニキビが増えてしまいます。
思春期ニキビの場合は原因がわかりやすいので、肌を清潔に保ち、規則正しい生活をする事で改善できる可能性が高いです。

大人ニキビ

大人ニキビは、思春期ニキビに比べ、原因が複雑化しています。ストレスや間違ったスキンケア、ホルモンバランスなど多様な原因が考えられます。生活やスキンケアなど原因が複数ある事が多い為、原因そのものが改善されないと何度も繰り返し同じ場所にニキビができてしまう可能性があります。生活、食生活、スキンケア、その3つを正す事が大切になってきます。

場所によるニキビの種類

ニキビのできる部分は顔だけではありません。 身体の中でも皮脂が多く、通気性の悪い部分は発生しやすいです。

背中ニキビ

顔に続き、悩みが多いのが背中ニキビです。 背中はTゾーンと同じくらい皮脂分泌が多い部分です。服で覆われて通気性が悪く汗もかきやすいので、毛穴の中でアクネ菌が繁殖しやすい部分です。シャンプーやリンス、ボディシャンプーも背中ニキビの原因になりやすいので注意が必要です。

耳、耳の中のニキビ

耳の周辺は、顔の老廃物が詰まりやすい部分です。耳の下のリンパを通り、老廃物が流されています。 その為、顔が凝っていたり流れが悪いと耳のニキビになりやすいです。耳の周辺は、皮脂が多く顔と比較してもケアが疎かになりがちなので、ニキビができやすいです。

首・デコルテラインのニキビ

首・デコルテラインは背中と同様に皮脂と汗が多く分泌する部分です。皮膚が薄く毛穴が多いので、皮脂の分泌が増えると毛穴に詰まりやすい部分です。季節の変わり目や、春先など皮脂分泌量が不安定な季節にのみ増える人もいます。

腕のニキビ

腕も、背中やデコルテと同様に皮脂分泌量が多い部分です。
※背中、首・デコルテ、腕 の箇所に赤ニキビや化膿ニキビが増える時はマラセチア球菌という真菌が増えている事も考えられます。

ニキビの予防法・治療 ニキビの予防法・治療

ニキビは、症状がひどくなると跡に残る皮膚トラブルです。できる前に予防しておく事が大切です。

日常生活での注意点

丁寧なスキンケアで肌を清潔に保つ

ニキビはアクネ菌が毛穴の中で増殖する事で起こるトラブルです。毛穴に汚れが蓄積しないよう清潔にしておく事が大切です。洗浄力の強すぎない、低刺激の洗顔料を使用し、1日2回泡立てて優しく洗いましょう。摩擦がお肌に刺激になるので、洗顔後も拭く時は擦らないように優しく拭きましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠不足はニキビを悪化させます。通常、寝ている間に皮膚の回復が行われています。夜更かしや睡眠不足は、皮膚の回復を妨げてしまいます。

乾燥を避け、保湿を心がける

お肌が乾燥する事で皮膚のバリア機能が低下します。守る働きが弱ってしまうと、皮脂分泌量が増えニキビの悪化に繋がります。洗顔後も正しいケアでしっかり保湿しましょう。

栄養バランスのとれた食生活を意識する

お肌の栄養は99%食生活からと言われています。過度な偏食や暴飲暴食は皮脂分泌量を増やしてしまいます。ビタミン摂取を意識し、バランスの取れた食生活を心が寝ましょう。 ニキビができるのには必ず原因があります。一時的なケアではなく正常なお肌の生まれ変わりのサイクルを取り戻す生活や食生活、スキンケアが大切です。

ニキビができてしまった時の注意点

ニキビをさわったり潰したりすると、悪化させたりアクネ菌を増殖させる原因になります。凹凸があるのが気になりますが、とにかく刺激と汚れを避ける事が大切です。メイクも負担になるので、なるべく低刺激の物で長時間し続けないようにしましょう。

ニキビの治療

ニキビの治療は主に内服薬と外用薬が一般的です。アダパレン過酸化ベンゾイル毛穴の詰まりに効果的な薬と、抗炎症効果のあるお薬を使用していきます。アダパレンBPOは妊娠中には使用できないので、注意が必要です。赤ニキビには抗菌、抗炎症に効果的なクリンダイマシン、ナジフロキサシンを使用していきます。