• アクセス
  • facebook
  • LINE
06-4392-8388

受付時間 9:30~12:30・16:00~18:30
木・土曜午後・日祝は除く

症状を探す

- 症状を探す

花粉症 花粉症

花粉症皮膚炎とは? 花粉症皮膚炎とは?

花粉が原因で起こるアレルギー症状として、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどがありますが、皮膚に影響を及ぼして目の周りや頬、口の周りなどに痒みや赤みが出たり肌荒れの症状を引き起こすことを「花粉症皮膚炎」と言います。スギ花粉はもちろん、ヒノキ、ブタクサ、イネなど花粉症を引き起こす花粉には反応します。

花粉症皮膚炎の原因 花粉症皮膚炎の原因

アレルギー反応と同様に、皮膚に対して起こるアレルギー反応が花粉症皮膚炎の原因となります。従来、人間の身体には異物が侵入しようとするのを防ぐ働きがあります。

皮膚に侵入しようとするのを防いでいるのが皮膚の「バリア機能」です。表皮の1番外側で異物の侵入を防いでくれているのですが、乾燥や水分不足などで潤いが不足するとバリア機能が低下し、侵入してこようとする花粉に反応を起こしてしまいます。

花粉症皮膚炎を起こしやすい植物

スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネなど花粉症を起こす植物は花粉症皮膚炎を引き起こす可能性も高いです。

花粉症皮膚炎が起こりやすい部位 花粉症皮膚炎が起こりやすい部位

花粉による皮膚炎は、バリア機能が弱い部分に起こりやすいです。顔や首など元々皮膚が薄い部分、その中でも皮膚が薄く皮脂分泌が少ない目の周りや口の周り、頬に多く出やすいと言われています。

元々アトピー性皮膚炎の症状がある人や、乾燥肌の人、少しの刺激を受けやすい敏感肌の人は反応しやすく、顔や首以外にも全身の皮膚が炎症する場合もあります。

花粉症皮膚炎の症状 花粉症皮膚炎の症状

花粉症皮膚炎の症状として多いのは主に痒みと赤みです。 花粉が付着した部分が、かぶれや赤みを起こしたり、ぶつぶつした皮疹がでたり、チリチリする痒みとして現れてくる事が多いです。

普段使用しているマスクの素材や摩擦などで、くすぐったいようなかゆみが現れる事もあります。境界がはっきりとした赤い湿疹や蕁麻疹のような盛り上がりのある湿疹が現れる事もあります。バリア機能の低下により、少しの刺激が痒みでも赤みや発疹などに発展するケースもあります。

花粉症皮膚炎の予防法 花粉症皮膚炎の予防法

花粉が肌に付着する事をなるべく避ける事

特に顔は外出時にも外気に晒されています。完全に避ける事はできませんが、付着する花粉を避ける努力をする事で症状が出るのを防ぎます。帽子やマスク、メガネなどを使用し、なるべく皮膚に付着する事を防ぎます。

お肌が不安定な時はメイクも避けたいですが、素肌に花粉が付着する事で花粉症皮膚炎に繋がるので、最低でも低刺激の日焼け止めや下地などは使用して、お肌を守りましょう。

お肌の水分量を高め、バリア機能を高める事

お肌の表面にあるバリア機能は水分と脂分を補う事で強化できます。水分量や必要な潤いが不足していると、守る働きが弱まり、少しの刺激や花粉にも反応してしまいます。日々のスキンケアで、1日の汚れを優しくしっかりと落とし、化粧水と乳液で保湿ケアを念入りに行いましょう。

摩擦が加わるようなゴシゴシ洗いは控える事と、必要な皮脂を洗い流してしまう可能性のある熱いお湯でのすすぎは避けるようにしましょう。特にスギ花粉に反応している場合は、バリア機能が弱ったお肌に反応が出やすい傾向にあります。水分量を高めてバリア機能を強化する事が有効です。

痒みが出た時は掻きむしらない事

花粉症皮膚炎の症状として、ムズムズするような痒みがあります。花粉に反応して痒みが出ますが、掻きむしる事で角質を傷つけ、お肌を守るバリア機能も低下させてしまいます。そこからさらに痒みや赤みになり悪循環に陥ってしまいます。痒みが出たら冷やす事で鎮静効果があります。かゆみを抑えるお薬なども有効です。

生活習慣や睡眠を整える事

花粉症だけでなく、花粉症皮膚炎も免疫力が低下する事で起こりやすくなります。日頃から免疫力を低下させないよう気をつけておく事が大切です。規則正しい生活や食生活を意識し、夜更かしを避け、質のよい充分な睡眠をしっかりとりましょう。

シャワーだけで済ませるのではなく、湯船にしっかり浸かる事で付着した花粉を落とし、リラックス効果を高めましょう。

ビタミン摂取を心がける事

ビタミンAは、粘膜を正常化し免機能を高める効果、ビタミンBは免疫細胞を活性化しコラーゲンを生成します。ビタミンEは抗酸化作用があり面倒機能が低下するのを防ぐ働きがあります。ビタミン類を積極的に摂取する事で免疫力を高めます。

花粉症皮膚炎の治療法 花粉症皮膚炎の治療法

花粉症皮膚炎の治療は症状に応じて塗り薬と飲み薬が処方される事が多いです。花粉症と同様に抗ヒスタミン薬や、アレルギーを抑えるお薬が主です。症状が強い場合はステロイド剤も使用する事があります。お肌のバリア機能改善の為、保湿剤ををしっかり塗って保護する力を補強する事も大切です。