• アクセス
  • instagram
  • LINE
06-4392-8381

受付時間 9:30~12:30・16:00~18:30
木・土曜午後・日祝は除く

お悩みから探す

- お悩みから探す

ほくろ ほくろ

ほくろとは? ほくろとは?

ほくろとは、メラニン色素を産生するメラニン細胞が変化した「母斑細胞」の増殖による皮膚良性腫瘍の一種で、医学用語では「母斑細胞班(ぼはんさいぼうはん)」と言います。

色素細胞が増えるとできる良性のものが多く、生まれつきのものや子供の頃にできるもの、大人になってから生じるものがあります。多くは直径6ミリ以下ですが、成長と共に大きくなる事もあります。ほくろには色々なタイプがあり、見た目はほくろに見えても悪性の腫瘍も存在します。

ほくろの原因 ほくろの原因

紫外線を大量に浴びる事で、色素細胞がメラニン色素を大量発生させます。さらに、お肌のターンオーバーが遅くなり、余分なメラニン色素を排出できなくなり蓄積していったものがほくろの発生に繋がります。また、紫外線だけでなく、お肌に摩擦を与え続ける事で刺激となり、ほくろの原因にもなります。

先天性のもの

生まれつきのほくろは、遺伝的に両親のどちらかがほくろが多い体質だった場合にできやすくなります。先天性のほくろは数が多くなく増える事もありません。

後天性のもの

後天性のほくろは、思春期を過ぎた頃からでき始めます。皮膚を守る役目をする色素細胞が外からの刺激によって異常を起こして黒くなります。後天性のほくろは増えやすいのが特徴です。

ほくろの症状 ほくろの症状

ほくろは、小さな点サイズから、直径約2.5cmを超える物まで様々ですが、通常1cm未満で6mm未満がほとんどです。多くの人にあり、体質によりたくさんある人もいます。表面が盛り上がったものや滑らかなもの、ザラザラしたものやいぼのようなものなど様々で、肌色、黄色、褐色、青灰色、黒色が多いです。

先天性のものと後天性のものがあり、成長と共に大きくなる事もあります。また、ホルモンバランスが崩れると色が濃くなる事があります。時間の経過と共に色が薄くなったり濃くなったりします。

ほくろの種類 ほくろの種類

一般的にほくろは、母斑細胞の存在する深さや、繁殖の程度、メラニン色素産生の有無によって分類されます。

境界母斑

母斑細胞は表皮と真皮の境界部分に限局して存在します。メラニン色素の産生が盛んで、見た目は黒くて平坦なほくろです。

複合母斑

母斑細胞は表皮、真皮境界部分から真皮の浅い部分にかけて存在します。メラニンの産生も盛んで、黒か茶色の隆起したほくろに見えます

真皮内母斑

母斑細胞は真皮内にのみ存在します。メラニン色素の産生は乏しく、肌色または薄茶色、もしくは灰色の隆起したほくろです。

特殊なほくろ 特殊なほくろ

黒アザ、先天性色素性母斑

生まれつき大型で剛毛が生えているほくろの事で、ほくろというより「黒アザ」という見た目です。大型の物もあり、巨大先天性色素性母斑と呼ばれます。

爪甲線条母斑

爪の根元にほくろができ、縦に黒い線(黒色線条)が生じます。ほとんどが良性のほくろですが、稀に悪性黒色腫である場合もあります。

サットン母斑

黒い色をしたほくろの周囲が白く色が抜けた状態のもの。

スピッツ母斑

良性のほくろの一種で、短期間で大きく成長する為、悪性黒色腫との区別が難しいです。比較的若い人の顔面にできやすく、直径1cm程度まで成長し、徐々に自然消退する事があります。

青色母斑

真皮内でメラニン細胞が増殖し、通常のほくろより青黒いのが特徴です。幼少期に出現して徐々に大きくなります。通常直径1cm以下の小さいしこりですが、稀に1cmを超えるものもあります。

ほくろと似た症状の病気 ほくろと似た症状の病気

メラノーマ

色素細胞が無限に増え続ける悪性のできもの。主に30代以降にでき、シミが濃くなったような症状で、シミが大きくなる時やふくらんできた時には皮膚科を受診しましょう。

脂漏性角化症(老人性いぼ)

表皮の一部の細胞が増えてできる良性のできもので、30代以降にできやすく、高齢になる程多くなるので、「老人性いぼ」とも呼ばれます。ざらざらガサガサするのが特徴で、ほくろより硬いです。

基底細胞がん

皮膚の毛包などにある一部の細胞が無制限に増え続けていす悪性のものです。日本人では黒くなる事が多く、ゆっくり大きくなっていきます。あまり黒くなく肌色や赤い事もあり、潰瘍ができ出血する事があります。

血管腫

血管の細胞が増えてできる良性のできものです。唇にできると黒く見える為、ほくろと間違えやすいです。

皮膚線維腫

皮膚のコラーゲンというタンパク質を作る線維芽細胞という細胞が増えてできる良性のもので、薄茶色で硬いのが特徴です。腕と足にできやすいです。

有棘細胞がん

皮膚の表皮にある一部の細胞が無制限に増え続ける悪性のものです。皮膚癌の中で最も多いと言われています。イボのように赤い隆起や潰瘍の症状ができ、黒くなるのはまれです。

ほくろの予防・治療法 ほくろの予防・治療法

日常生活での注意

紫外線対策

ほくろの予防には紫外線を浴びない事が何より大切です。外出時には日焼け止めを必ず塗る、日傘をさす、帽子を被るなど、できる事は意識して行う事が大切です。

スキンケアも優しく

洗顔やメイクをする時には力が加わりすぎて摩擦が刺激になる事があるので、擦らず優しく触れるように心がけましょう。

規則正しい生活、食生活

生活習慣や食生活の乱れがお肌の新陳代謝の妨げになるので、睡眠不足や不規則な生活には注意しましょう。お肌の新陳代謝が悪いと、メラニン色素が排泄できず蓄積し、ほくろの原因になるので、バランスの良い食生活や質の良い睡眠は大切です。

皮膚科での治療

炭酸ガスレーザー(自費治療)

治療部分に照射し、蒸散する方法です。電気メスと比べて傷痕が目立ちにくいのが特徴です。

除去手術

除去手術は、メスなどで母斑細胞を切り取る摘出手術です。局所麻酔をして行いますが、術後は縫合を行う事で傷痕ができる場合があります。

料金 料金

CO2レーザー 定価 備考
ホクロ1mm毎 1ヶ 4,400円 2か月間の保証期間あり
イボ・繊維腫1mm大 1ヶ 770円 同一箇所でも保障ありません