デルマトロン
デルマトロンとは?
デルマトロンとは、中周波域の微弱電流により、皮膚表面を薄く焼き削り、しみの部分の皮膚の表面を炭化させ、新しい皮膚を再生させる治療法です。表皮のみに対応し、基底層より下層には影響しません。そのため、色素沈着や傷跡などの問題がないのがメリットです。老人性の細かい多発するイボや、薄いシミに効果的です。
デルマトロンの特徴
痛みが少なく、施術後の炎症や色素沈着も少ない
皮膚の表面のみに作用する為、施術中の痛みがほとんどありません。施術後の患部に赤みやキズも起こらず、施術後テーピングなども不要です。皮膚へのダメージが大幅に抑えられるのが最大の特徴で、炎症性色素沈着の心配もほとんどありません。
色の薄いシミにも反応する
色に反応するレーザーと違い、色の薄いシミにも対応できます。目の周りの皮膚が薄い部分にも使用可能です。
施術後のテープが不要
施術後、すぐに洗顔やメイクが可能です。紫外線には注意が必要ですが、顔や首などの見える部分でも赤みや跡が目立たず、手軽に施術を受ける事ができます。
低料金での施術が可能
術後のリスクが少なく、安心度の高い施術ですが、施術時間も短く低料金なのも特徴です。
デルマトロンの効果
デルマトロンはイボに効果的と言われています。顔や首のイボは非常にキレイに取れます。従来行われていた液体窒素治療では治療後の色素沈着がデメリットでした。
首や顔など目立つ部分の治療を行いたい場合などは、跡が残らず効果的です。表皮の表面に近い部分にあるシミに対して有効で、薄いシミにも効果的です。1回〜3回ほどの治療でほぼ消失します。
対応可能な症状
・老人性のイボ(首、顔、手の甲、わき)
・スキンタッグ・アクロコルドン(首、顔、手の甲、わき)
・老人性血管腫(小さいもの)
・うすい色の細かいシミ
デルマトロンが特におすすめの症状
アクロコルドン(軟性線維腫)
アクロコルドン(軟性線維腫)はスキンタッグとも言われ、首や胸、脇などにできる細かいイボ状のものです。20代でもみられますが、中年以降に発生し、年齢と共に増えていきます。
放置しても問題ありませんが、気になって除去を希望する方が多いです。遺伝的要因なども考えられます。デルマトロンは、アクロコルドンに効果的で、キレイに素早く、痛みもなく治療を行う事ができます。
脂漏性角化症(老人性疣贅)
加齢と共に顔や頭、体に増えてくる良性腫瘍で、俗に言う老人性イボです。紫外線の影響で30代から出てくる事もあります。加齢と共に増えていき、大きさは5ミリ〜数センチにまでなる物もあります。自覚症状などはなく、放置しても問題ありません。
悪影響を及ぼすものではないですが、見た目が気になって取る事を希望する方が多いです。皮膚の一番外側に生じるので、デルマトロンでの治療が適しています。皮膚の浅い部分に作用するので、損傷が少なく、炎症などの心配もありません。安全性が高く、治療後もキレイになります。
炭酸ガスレーザーとの比較
デルマトロン治療は、炭酸ガスレーザーと比較し、術後のリスクが少ない事や、術後のテープが不要で、痛みが弱い事がメリットです。適応サイズが炭酸ガスレーザーの方が大きい物に対応できるので、小さいものを取りたい場合にはデルマトロンがおすすめの治療法です。
炭酸ガスレーザーは効果が高い分、痛みを伴う事があるので、症状やサイズ、でき方などを含めて医師とよく相談した上で治療法を決定するのがおすすめです。
デルマトロンの治療法
患部を冷却し、デルマトロンを照射します。照射時にピリっとした電気が走ったようなら痛みがありますが、麻酔を必要とする程ではありません。照射後は軟膏を塗布して終了します。1箇所あたり5分程度で終了します。
治療後の経過
施術後は少し赤くなることがありますが、翌日には赤みが引きます。長くても1ヶ月程で赤みは引き、目立たなくなります。施術後は薄いかさぶたができ、ガーゼや軟膏などは必要なく、3日〜10日程で自然に剥がれ落ちます。治療部位を強く擦ったり触れたりしないように気をつけましょう。イボが取れた部分にシミが出て見える事がありますが、3〜6ヶ月以内に消えます。
色素沈着や痕が残らない治療法ですが、施術後は直射日光が当たらないように気をつけましょう。症状によっては数回に分けて治療を行う事もあります。当日から洗顔やメイクも可能です。1回で効果が見えない事が多い為、数回続けて施術していく事が多いです。
注意点・治療ができない人
治療ができない人
・妊娠中の方
・心臓ペースメーカーを装着されている方
・人工関節等により体内に金属のある方
料金表
デルマトロン | 定価 |
---|---|
シミ・小さなイボなど1mm大 | 770円 |