ライムライト（IPL）

ライムライト（IPL）とは？

ライムライト（IPL）とは、光治療器の一種で、従来の光治療器は白人(欧米)向けに開発されたものを日本人用に設定し直して使用していましたが、「ライムライト」は日本人の肌(色白〜色黒の形を含む)を考え、日本人医師とキュテラ社が共同開発した機器です。

光治療器は数多くありますが、その中でも比較的痛みが少なく、従来のフォトフェイシャルなどの治療器で諦めかけていたシミやそばかすに対して効果的です。厚生労働省承認機です。

ライムライト（IPL）の特徴

広範囲に広がったシミ・ソバカスに効果的

レーザーが皮膚の「深く狭い層」に働きかけるのに対してライムライトの光は「皮膚の浅い層に広範囲」に働きかけます。その為、顔全体に広がっているシミ・そばかすの治療に最適です。照射の際の痛みが少ないのも特徴です。

日本人に多い「薄いシミ」に効果的

他の光治療器は濃いシミに効果的ですが、薄いシミは残りがちです。ライムライトは、日本人のお肌を考慮して作られた治療器なので、日本人に多い「薄いシミ」にも効果を発揮します。

定期的な照射でシミの再発も防ぐ

1回でも効果を実感できると言われていますが、4週間おきに定期的に照射を繰り返す事で、シミの再発を防ぎます。

シミ以外にも様々な症状に効果的

ライムライトの光は520〜1100nmの幅広い波長の光を顔全体に照射する事で肌の色調トラブル(シミ・そばかす・くすみ・赤ら顔・ニキビ跡の赤み)や肌質のトラブル(小ジワ・毛穴の開き・ごわつきなど混在した症状を同時に改善でき、肌の印象が向上します。真皮層のコラーゲンの産生を促し、ハリのある若々しいお肌へ導いてくれます。

ライムライト（IPL）で対応可能な症状

表皮に対する作用

お肌のターンオーバーを促進し、色素の濃い部分に反応します。停滞したメラニンを排泄します。

効果的な症状

くすみの改善、美白効果、キメを整える、しみ、そばかすの改善

真皮に対する作用

拡張した血管に反応し、線維芽細胞、真皮コラーゲンへの熱作用でコラーゲンを増生します。

効果的な症状

毛細血管拡張症の改善、赤ら顔、赤みのあるニキビ跡、肌の質感、ハリ改善、毛穴の開きの改善、ゴワつき、小ジワ

エステの光治療との違い

ライムライトなどの光治療器は医療機関のみでの使用が許可されています。その為、エステサロンなどで使用されている光治療器は医療機関にあるものより、パワーが低く、効果が弱いものが使用されています。

安全面でも大きな違いがあり、シミはそれぞれ濃さや大きさが違う為、設定や強さ、照射回数が異なります。特に肝斑に対しては光治療器で悪化して濃くなる可能性もあります。肌の状態を見て、必要な判断ができる医師のもと治療を進めていく事をおすすめします。

ライムライト（IPL）の治療法

ライムライトは光を照射する治療法です。顔全体で照射時間が約15〜20分程度です。照射する際に強い痛みを感じる事はほとんどありませんが、人によりゴムで弾かれている程度の痛みを感じる方もいます。照射は、一度ではなく数回続けて治療をする事で改善の効果が見られます。

結果に満足できる回数の目安が4週間に1回を定期的に6回行う事をおすすめしています。皮膚のターンオーバーに合わせて、6回定期的に施術をする事で、効果を実感できます。回数や間隔はお肌のお悩みにより医者、看護師、スタッフの診察、カウンセリングによって提案致します。

施術後の経過について

施術後、赤みが出る事がありますが、通常24時間以内に消失します。シミの治療の場合、３〜4日で薄いかさぶたになり、７〜10日かけて徐々に剥がれていきます。薄いかさぶたの部分は自然に剥がれるまで無理に剥がさないでください。

直射日光に当たる事でシミが再発したり、色素沈着する可能性があるので、施術の前後には日焼けを避け、日焼け止めを使用してください。外出時だけではなく、屋内でも日焼け止めを使用し、日焼け対策を行ってください。

施術後のメイクは当日からできます。シャワーは当日から可能ですが、入浴、サウナ、飲酒、激しい運動は控えてください。洗顔や身体を洗う際には、照射部分を強く擦らないように気をつけてください。症状の改善が得られた後も、メンテナンスの為に2～3ヶ月を目安に治療を継続する事をおすすめしています。

ご注意、治療ができない方

治療ができない方

・現在妊娠をお考えの方、妊娠している方、授乳中の方
・脱毛をされている方(脱毛後は前後1週間空ける)
・金の糸を入れている方
・皮膚炎・外傷が生じている方
・心疾患をお持ちの方
・ペースメーカー装着や、電子機械・金属などの人工器官を内蔵している方
・日焼けをしている方