いぼ

いぼとは?
いぼはお悩みの方も多い皮膚疾患で、来院される患者様も非常に多い疾患です。
通常いぼと言った場合は、魚の目や、首いぼ、痒疹結節、ウイルス性疣贅、老人性疣贅などすべてを含むこともありますが、一般的にはウイルス性疣贅と老人性疣贅をさすことが多い症状です。
ウィルス性のもの
- 尋常性疣贅(いぼ)
- 手、足の指(爪囲)、足底、手背等にできやすい。徐々に大きくなり、増えたりします。
- 青年性扁平疣贅
- 若い方の顔面、頚部、手背、腕などにできやすい。皮膚面からの盛り上がり方が少なく、滑らかな表面をしています。
- 伝染性軟属腫(水いぼ)
- 子供によくみられる皮膚や粘膜の良性のウイルス感染症です。
老人性のもの
- 老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)・脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
- 皮膚の老化によって出来るいぼで、加齢とともに発生し、手のひら、足の裏以外の皮膚であれば、全身どこにでも発生します。とくに顔面、頭部、前胸部、に多くみられます。
- 軟性線維種
- 首・わきの下、腹部、股などにみられる褐色の糸状のいぼです。皮膚のコラーゲン繊維でできており、人に感染はしません。
- 当院のいぼ治療
- 当院では、症状を拝見し、液体窒素での治療をしております。液体窒素によるいぼの冷凍凝固術は手間がかからず簡便で、術前に麻酔を必要としないと行った利点があります。
過半数のいぼは冷凍凝固術のみで治ってしまう可能性が高いです。そうでない場合は、別の処方をさせていただきます。
- QOL(Quality of life)の向上
- 当院にはいぼがあることで、自分に自信が持てない、いぼが気になって仕事に集中できないなどお悩みを抱えた方がたくさん来院されます。早期に治療を行い、しっかり治療をすることで日常生活や仕事などの質も向上させることができます。いぼでお悩みの方は一度当院へご相談ください。
ほくろ

ほくろとは?
良性の母斑細胞(ほくろ細胞)が集まっている黒い斑点状または、隆起したできものです。
生まれつきある時、あとから出てくるものがあります。
大きさは、通常直径5㎜以下が多く、それ以上の大きさで、徐々に大きくなる場合は、メラノーマの可能性も考えられます。
メラノーマ(悪性黒色腫)は、皮膚のメラニン色素を作る色素細胞(メラノサイト)ががん化した悪性腫瘍です。
当院での診察
当院では、診察時、ダーモスコピーというライトがついた拡大鏡を使用し、ほくろの状態を詳しく診察させていただきます。健康保険も適応されます。これにより、色素の状態が診察でき、良性のほくろか、血豆かメラノーマを疑う状態かが観察できます。
少しでも悪性の可能性がある場合は、近隣の病院皮膚科に紹介させていただきます
日常生活の注意
ほくろは、過度の刺激により、悪性化する場合が考えられます。スポーツ・野外活動時には、日焼け止めクリームを使いましょう。ほくろをいじったり、自分でとろうとして傷つけないようにしてください。