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トピックス

皮膚科

2019年4月 水虫

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寒い冬が過ぎ日差しが柔らかく暖かな春が来ると、花粉症など様々な皮膚トラブルもやって来ます。過ごしやすい気温になると、冬に比べて少し体を動かすと汗ばむことも多々あると思います。身体の部位で、高温多湿な状態になりやすいのが足ではないでしょうか?そうです!春から夏にかけて最も警戒するべき肌疾患の一つが水虫です。

水虫はカビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に入り込むことによって起こる皮膚疾患です。白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足が蒸れ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境が出来てしまうからです。最近は女性も仕事で一日中、通気性の良くないストッキングや靴を履いたまま過ごす人が増えたため、男性に限らず女性にも水虫に悩む人が多くなっています。「白癬菌」には約30種類あります。その中で人に感染し、水虫という皮膚疾患をもたらすモノは「人から人にうつるヒト好性菌」と呼ばれています。

水虫には大きく分けて3つの症状があります。水虫は皮膚の症状により「小水疱型」「趾間型」「角質増殖型(角化型)」に分類されます。足の水虫をほっておくと最終的に爪まで進行し「爪白癬」になります。こうなると完治が難しくなるので、注意が必要です。

小水疱型は、透明でやや粘り気のある液体を含む小さな水疱が見られ、土踏など足の裏や側面など比較的皮膚の厚い場所に発症し、強い痒み感じます。 ちなみに手に出来る水虫もこれが多くみられます。趾間型は、指の間にできる典型的な水虫とされており最も患者数が多いといわれています。強い痒みを伴ったり、皮膚がジュクジュクし、爛れたり腫れたりします。上記2つの症状については、認知度が高く気づくのが早い為早期から治療が始められます。角質増殖型は水虫という認識がし難く、治療が遅れてしまうことがあります。皮膚が固くなりひび割れ痛みが伴う前に、カサカサし粉がふいたようになると水虫の可能性を疑ったほうが良いでしょう。爪白癬はかゆみや痛みなどの症状が出ない為、治療が遅れる場合があります。水虫の治療法としては女性用の水虫薬も登場しており、市販薬を塗布する人が多いと思いますが、皮膚科での治療が有効です。皮膚科では、症状によって治療法を選択します。例えば投薬と塗り薬を併用して治療するなどです。長期間水虫薬を購入し塗布し続けるより費用的にも安くなる場合もあります。特に爪白癬に関しては、皮膚科での治療をお勧めします。家庭での水虫予防または感染予防として、同じバスマットやスリッパなど使用せず、なるべく足を洗うなど清潔を保つことが大切です。

2018年12月 皮脂欠乏性湿疹

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冬の皮膚疾患として、皮脂欠乏性湿疹があげられます。
皮脂欠乏性湿疹とは、乾皮症に伴って症状がでる疾患です。
皮膚のバリア機能が損なわれ、乾燥して角質がはがれてしまっている状態です。
中高年、高齢者のすねや背中、肩、手足などによく見られ、皮膚表面がガサガサしていたり、白い粉をふいたようになったり、ひび割れができて痛みやかゆみが発生しているのが主な症状です。
特に加齢に伴い体内の水分量や皮脂の分泌が減少して起こる疾患だと言われていますが、皮脂分泌が少ない子どもや若い人でも最近は発症する件数が増えているといわれています。
さらに言えば、日常的に家事をする人や、美容師や理容師、看護師など手を使って洗浄作業を行なう職業の人々には手湿疹の症状として多くみられます。
若い人や子どもでアトピー性皮膚炎の素因がある人は特に注意する必要があります。

皮脂欠乏性湿疹の対策としては、入浴時にはあまりタオルなどでゴシゴシ洗わず石鹸はしっかり泡立て優しくなで洗いしてください。
熱いお湯に浸かると皮脂膜が剥がれてしまうので注意してください。
洗顔料やクレンジング、シャンプーなども、低刺激性のものを選ぶこともお勧めします。
入浴後はすぐに保湿効果のあるクリームやローションを塗布しましょう。
数年前より乾燥肌に伴うかゆみを抑えるクリームや軟膏などCMを度々見かけるようになりました。
市販の商品でご自分に合うものを探してみてください。
また食生活でも、高齢になれば脂っこい食べ物を敬遠される方が多くなりますが、これも皮脂分泌低下の要因になります。適度な脂分を摂取することも大切です。
乾燥肌対策になる食べ物や飲み物を摂取することは大切です。
ウーロン茶など体内の脂を分解する働きのある飲み物を多く摂取すると、必要な脂分も流れ出てしまうことがあるそうです。
身体に直接触れる衣類にも注意が必要です。
なるべくコットン(良質な)素材を選び、締め付けがきつい、刺激を感じる衣類は避けましょう。
UVカットや抗菌・防臭などの」加工されている衣類や染料にも気をつけましょう。
エアコンなどの暖房器具が部屋の湿度を低下させるので、加湿器などを上手に使用し湿度を60~65%くらいに保つようにしましょう。
他にもストレスや生活習慣の乱れから皮膚疾患を引き起こすことがあります。
ストレス解消法を見つける、生活習慣を見直すことも大事かもしれません。
そしてセルフケアでも改善されず、悪化するときは必ず皮膚科医にご相談ください。

また、手湿疹に関しては分泌される皮脂や水分を洗い流しすぎない事だそうです。
家事などの水仕事を行なう際には、ゴム手袋をなるべく着用し、また過剰に手を洗いすぎない事が大切です。

2018年6月 夏にご用心「虫刺されと皮膚トラブル」

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春に目覚めた虫たちが活発に活動する夏がやってきます。
虫には人に害を及ぼすものも存在します。
カ、ブヨ、ダニ、ハチなどは人間の皮膚を刺し、咬み、または人間の血を吸うことによって痛み、かゆみ、赤み、腫れなどが生じます。

虫刺されには、虫の種類や刺された人の体質などにより、紅斑・じんましん・ショックといった症状がすぐに出る場合(=即時型反応)と、紅斑・丘疹・水ぶくれが1~2日後に出る場合(=遅延型反応)とがあります。
症状のあらわれ方はそれぞれが違いますが、共通するのはかゆみや痛み、赤みを伴う腫れです。
虫が皮膚を刺したり咬んだりした際、虫が持っている毒成分・唾液成分が抗原(アレルゲン)となってからだの中の抗体と反応し、ヒスタミンなどのかゆみの原因物質が分泌されてかゆみや炎症などの皮膚炎を引き起こします。
つまり多くの虫さされは、虫の毒成分などに対するアレルギー反応の一つです。

また、毒成分が注入されるときの物理的な刺激そのものによっても、炎症が生じます。
このような症状は年齢や刺された頻度、体質による個人差が大きいものですが、一般的にアレルギー体質の人は症状が強く出るといわれています。
ハチなどに刺された経験のある人が再び刺されるとアナフィラキシーショックを起こし最悪の場合死に至る場合があるので注意が必要です。

体質や年齢が嵩むにつれ、虫刺され後が消え難くなる場合があります。
一般的に言われるように、傷口から細菌感染を起こす可能性があるため触ったり掻きむしったりせずに早めに虫刺され用の軟膏や張り薬などで対処するのが有効でしょう。
ハチやマダニ、ヒアリ以外に、ムカデやヒル、ブヨなど注意が必要な虫はさまざまです。
長袖、長ズボンで肌の露出を避け、防虫スプレーを活用するなどの予防が大切です。
また、虫さされ薬や、虫が嫌う柑橘系のキャンドル(アウトドア用)、毒や毒針を吸い出すポイズンリムーバーなども携帯したほうがより安心して、アウトドアを楽しみましょう!

2018年3月

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春から初夏にかけて発症する肌のトラブルといえば花粉皮膚炎が多くみられます。花粉皮膚炎は肌のバリア機能の低下により、炎症が起こっている状態です。おもな症状には、

  • 目や鼻の周りの肌の色が変化する
  • ニキビのような赤い細かい発疹がでる
  • マスクなどが擦れる肌がヒリヒリする
  • 頬などが白く粉が吹いたようになる

があり、症状がひどい時期には、メイクが出来ないのはもちろん基礎化粧品すら痛みで使えない事もあります。春先は気温や湿度が変化しやすく、乾燥しやすい時期のため肌が敏感に反応してしまう可能性があります。花粉によって引き起こされる他の症状(くしゃみ鼻水、目のかゆみ)などでも目や鼻の周りをこするために摩擦で炎症を引き起こします。特にアトピー性皮膚炎の方は花粉皮膚炎との合併により症状がひどくなることがあります。

花粉皮膚炎は、圧倒的に女性が発症することが多いようです。男女比では1:9の割合だともいわれています。これは皮脂分泌量の違いと、肌の強さからかもしれません。

花粉皮膚炎の対策ですが、外出時にはなるべく花粉が肌にふれないようにメガネやマスクで肌を覆いましょう。またこの時期だけ赤ちゃんにも使える敏感肌用の基礎化粧品に変えるのも良いかもしれません。洗顔時には、メイク落としクレンジングなど肌を摩擦する物を極力控え、石鹸をよく泡立てて優しく洗いましょう。石鹸の泡でもヒリヒリする場合は、ぬるま湯のみで洗いましょう。しかしセルフケアで症状が改善せずまた悪化する場合は、やはり速やかに皮膚科への受診をお勧めします。

さらに、花粉皮膚炎だけでなく、全ての花粉症患者の10%ほどが果物・野菜アレルギーになる方がいるそうです。これは、身体が摂取した果物や野菜を花粉と勘違いし、攻撃する為と言われています。花粉の種類によってアレルギーを引き起こす果物・野菜は違いますが、多くの方々の花粉症の原因となっているスギ花粉で引き起こされる可能性があるものはトマトだそうです。その他の花粉でもメロンやマンゴー、ジャガイモなど、種類によって違いますので専門機関または皮膚科で相談してみるのが良いでしょう。花粉症の方は、果物・野菜を摂取する際には、気をつけて下さい。

しかしながら、春から初夏は新緑が輝き生命が躍動し、日中の気温は暑すぎず寒すぎない一年を通して最も気持ちの良い季節の一つです。花粉対策を万全にし、麗らかな季節を楽しんでください。