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皮膚科

2020年8月 アトピー性皮膚炎について

出典 大鵬製薬工業株式会社 2018年12月 出版


「知っていますか? アトピー性皮膚炎」より

アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が悪化・改善をくり返す疾患です。
患者さんの多くは、アレルギーを起こしやすい、皮膚が乾燥して皮膚の防御機能(バリア機能)が低下しやすい、といった体質(アトピー体質)をもっています。
まだ、完全には明らかになっていませんが、アトピー体質をもっている方がアレルギーを引き起こす物質 (アレルゲン)との接触や皮膚へ刺激などを受けると、アトピー性皮膚炎を発症すると考えられています。
そのほか、金属アレルギーや食物アレルギー、精神的・肉体的ストレスなども関係しているといわれています。
かゆみのある湿疹をかきむしると一時的に気持ちよくなりますが、かき破ると炎症が悪化し、さらにかゆくなってしまうという悪循環が起こります。

よりよい皮膚の状態を目指して ~適切な治療を根気強く~

アトピー性皮膚炎は乳児期・小児期に発症することが多く、重症度はさまざまです。大人になっても症状が続くケースもあれば、年齢とともに快方に向かうケースもあります。アトピー性皮膚炎の炎症を速やかかつ確実に沈静化し、症状がコントロールされた状態を長く続けることができれば、いずれは治る可能性もあります。アトピー性皮膚炎の治療の目標は「症状がない、あるいは軽度で日常生活に支障がない状態をできればスキンケアのみで長期間維持すること」です。アトピー性皮膚炎をすぐに治すことは難しいですが、適切な治療を根気強く続けることが大切です。

治療の目標

症状がない、あるいは軽度で日常生活に支障がない状態をできればスキンケアのみで長期間維持することが治療の目標になります。

アトピー性皮膚炎でお悩みの方は女医の桜川芳江クリニックにご相談ください。

2020年4月 形成外科専門医による、保険適応の粉瘤(ふんりゅう)手術

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粉瘤(ふんりゅう)について

今回は、一般的に「瘤(こぶ)」といわれているうちの一つ「粉瘤」についてご説明します。粉瘤とは、体中の何処にでも出来る良性の皮下腫瘍です。多くは背中や首、顔の頬や耳たぶなどにでき、『脂肪のかたまり』といわれます。しかしながら本来皮膚の下に脂肪細胞が増殖してできる脂肪腫が『脂肪のかたまり』で、粉瘤は厳密にいえば『皮膚から出るあぶらのかたまり』と表現する方が正しいです。粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、どんどんたまるので、時間とともに少しずつ大きくなり野球ボールほどになることがあります。また半球状のかたまりになり、真ん中にやや黒っぽい開口部が見られることもあります。皮膚に密着して周りより硬くなっています。

粉瘤(ふんりゅう)の治療・手術

粉瘤は自然に治癒することはありません。皮膚が破けて、中からドロッとした臭いのある粘液が出ることがあります。しかし自分で出そうとすると完全に除去できず再発や症状がひどくなることがあるので、皮膚科又は形成外科に受診しましょう。粉瘤は軟膏や飲み薬では治癒しないので手術で摘出します。腫瘍の直径の1~2倍の長さで開口部を含めて紡錘形に皮膚切開をして内容物を袋ごと摘出し、皮膚縫合した後の傷をシワに沿わしたりくさび形に切除したりして出来るだけ痕を目立たなくします。時には顔面の場合など傷をより目立たなくするために、開口部の皮膚と内壁をくり抜いて排出した後に嚢腫壁(のうしゅへき)を摘出しますが、粉瘤の大きさによっては出来ない時があります。

まずは、診察にお越しください

粉瘤の治療には、保険が適用されます。(下記料金表参照)なかなか治らないしこりを見つけたら、大阪なんば・心斎橋からすぐの当院にご相談ください。

料金表
露出部
大きさ 保険適応料金(3割負担)
2cm未満 5,130円~5,190円
2~4cm未満 11,340円~11,940円
4cm未満 13,410円~14,010円
露出部以外
大きさ 保険適応料金(3割負担)
3cm未満 4,170円~4,780円
3~6cm未満 10,020円~10,630円
6cm以上 12,810円~13,420円

※大きさについては、切除した粉瘤の直径の合計

2019年11月 冬の肌トラブル ~皮脂欠乏性湿疹・乾皮症・乾燥肌・敏感肌・肌荒れ~

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長かった酷暑が去り、漸く秋風が心地よい季節になりました。しかし、肌にとっては秋から冬にかけて最もトラブルが多くなってくるので注意が必要です。以前には中高年層によくみられる「皮脂欠乏性湿疹」についてご説明しましたが、今回はもう少し範囲を広げて冬の肌トラブル「乾皮症」「乾燥肌」「敏感肌」「肌荒れ」に関するお話をします。

冬の肌トラブルには、大きく分けて次の原因があるといわれています。まずは気温低下による血行不良、次に外気の乾燥による分泌機能の低下と、肌の水分不足。室内の暖房よる影響です。外気や暖房による湿度の低下によって肌が乾燥するとキメが乱れるため、毛穴の開きが目立ちやすくなり、また冬の毛穴開きはファンデーションで隠しにくいという特徴もあります。

肌が乾燥するメカニズムをみていきましょう。皮膚の最も外側は、角質細胞が層を成している「角層」があり、この角層が皮膚の水分の放出を防ぎ、紫外線や雑菌・異物など外界の侵入から皮膚を保護しています。これを皮膚バリア機能といいます。さらに角層表面は分泌された皮脂による膜(皮脂膜)が皮膚を守っています。しかし空気が乾燥する冬は、皮膚から水分が失われ、水分と皮脂のバランスが崩れやすくなります。こうなると角層のバリア機能が低下して皮脂膜も薄くなり、結果的に皮膚が乾燥状態になり「乾燥肌」とよばれる症状になります。
冬の寒さにより肌にダメージが特に表れやすくなるのは2月頃です。1年の中で最も角質層のバリア機能が弱まる時期です。さらに困ったことに、この時期は花粉の飛散などによって肌が刺激を受けやすいため、肌あれや敏感肌に陥ってしまう危険性があります。

乾燥肌から悪化した繰り返す敏感肌の対策として、まずかゆみや赤み、肌の渇きを感じたら従来の基礎化粧品を見直し肌に合った優しいスキンケアに変えることが大切です。使用している化粧品でひりひりするような刺激を感じたらすぐに、優しい使い心地でしっかりと保湿力のあるアイテムに変更して丁寧にケアしましょう。摩擦は刺激を与えるので、なるべくこすらず、手の平を温めながら包み込むように保湿してください。
肌を清潔に保つため、使うタオル枕カバーをこまめに綺麗なものと取り換え、たっぷり水分補給をし、十分に睡眠をとることも肌の回復力をぐんと高めることになります。
乾燥対策にはまず保湿が重要です。化粧水はもちろん、水分が蒸発しないようにクリームも朝晩しっかり付けましょう。特に肌の表面だけでなく、内側までしっかり水分を入れることで、毛穴開きを目立たなくさせることが出来ます。冬の乾燥肌を放置すると、夏にうけた肌のダメージの影響が出やすくなる可能性があるので、夏のダメージケアも出来るスキンケアを使用することが賢い冬の美肌ケアといえます。

自宅でのケアで改善が見られない場合は、早急に皮膚科での専門医に相談を念頭に必ずおいてください。

2019年7月 形成外科専門医による、保険適応の粉瘤(ふんりゅう)手術

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今回は、一般的に「瘤(こぶ)」といわれているうちの一つ「粉瘤」についてご説明します。粉瘤とは、体中の何処にでも出来る良性の皮下腫瘍です。多くは背中や首、顔の頬や耳たぶなどにでき、『脂肪のかたまり』といわれます。しかしながら本来皮膚の下に脂肪細胞が増殖してできる脂肪腫が『脂肪のかたまり』で、粉瘤は厳密にいえば『皮膚から出るあぶらのかたまり』と表現する方が正しいです。粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、どんどんたまるので、時間とともに少しずつ大きくなり野球ボールほどになることがあります。また半球状のかたまりになり、真ん中にやや黒っぽい開口部が見られることもあります。皮膚に密着して周りより硬くなっています。

粉瘤は自然に治癒することはありません。皮膚が破けて、中からドロッとした臭いのある粘液が出ることがあります。しかし自分で出そうとすると完全に除去できず再発や症状がひどくなることがあるので、皮膚科又は形成外科に受診しましょう。粉瘤は軟膏や飲み薬では治癒しないので手術で摘出します。腫瘍の直径の1~2倍の長さで開口部を含めて紡錘形に皮膚切開をして内容物を袋ごと摘出し、皮膚縫合した後の傷をシワに沿わしたりくさび形に切除したりして出来るだけ痕を目立たなくします。時には顔面の場合など傷をより目立たなくするために、開口部の皮膚と内壁をくり抜いて排出した後に嚢腫壁(のうしゅへき)を摘出しますが、粉瘤の大きさによっては出来ない時があります。

粉瘤の治療には、保険が適用されます。(下記料金表参照)なかなか治らないしこりを見つけたら、早めに受診しましょう。

料金表
露出部
大きさ 保険適応料金(3割負担)
2cm未満 5,130円~5,190円
2~4cm未満 11,340円~11,940円
4cm未満 13,410円~14,010円
露出部以外
大きさ 保険適応料金(3割負担)
3cm未満 4,170円~4,780円
3~6cm未満 10,020円~10,630円
6cm以上 12,810円~13,420円

※大きさについては、切除した粉瘤の直径の合計

2019年4月 水虫

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寒い冬が過ぎ日差しが柔らかく暖かな春が来ると、花粉症など様々な皮膚トラブルもやって来ます。過ごしやすい気温になると、冬に比べて少し体を動かすと汗ばむことも多々あると思います。身体の部位で、高温多湿な状態になりやすいのが足ではないでしょうか?そうです!春から夏にかけて最も警戒するべき肌疾患の一つが水虫です。

水虫はカビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に入り込むことによって起こる皮膚疾患です。白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足が蒸れ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境が出来てしまうからです。最近は女性も仕事で一日中、通気性の良くないストッキングや靴を履いたまま過ごす人が増えたため、男性に限らず女性にも水虫に悩む人が多くなっています。「白癬菌」には約30種類あります。その中で人に感染し、水虫という皮膚疾患をもたらすモノは「人から人にうつるヒト好性菌」と呼ばれています。

水虫には大きく分けて3つの症状があります。水虫は皮膚の症状により「小水疱型」「趾間型」「角質増殖型(角化型)」に分類されます。足の水虫をほっておくと最終的に爪まで進行し「爪白癬」になります。こうなると完治が難しくなるので、注意が必要です。

小水疱型は、透明でやや粘り気のある液体を含む小さな水疱が見られ、土踏など足の裏や側面など比較的皮膚の厚い場所に発症し、強い痒み感じます。 ちなみに手に出来る水虫もこれが多くみられます。趾間型は、指の間にできる典型的な水虫とされており最も患者数が多いといわれています。強い痒みを伴ったり、皮膚がジュクジュクし、爛れたり腫れたりします。上記2つの症状については、認知度が高く気づくのが早い為早期から治療が始められます。角質増殖型は水虫という認識がし難く、治療が遅れてしまうことがあります。皮膚が固くなりひび割れ痛みが伴う前に、カサカサし粉がふいたようになると水虫の可能性を疑ったほうが良いでしょう。爪白癬はかゆみや痛みなどの症状が出ない為、治療が遅れる場合があります。水虫の治療法としては女性用の水虫薬も登場しており、市販薬を塗布する人が多いと思いますが、皮膚科での治療が有効です。皮膚科では、症状によって治療法を選択します。例えば投薬と塗り薬を併用して治療するなどです。長期間水虫薬を購入し塗布し続けるより費用的にも安くなる場合もあります。特に爪白癬に関しては、皮膚科での治療をお勧めします。家庭での水虫予防または感染予防として、同じバスマットやスリッパなど使用せず、なるべく足を洗うなど清潔を保つことが大切です。

2018年12月 皮脂欠乏性湿疹

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冬の皮膚疾患として、皮脂欠乏性湿疹があげられます。
皮脂欠乏性湿疹とは、乾皮症に伴って症状がでる疾患です。
皮膚のバリア機能が損なわれ、乾燥して角質がはがれてしまっている状態です。
中高年、高齢者のすねや背中、肩、手足などによく見られ、皮膚表面がガサガサしていたり、白い粉をふいたようになったり、ひび割れができて痛みやかゆみが発生しているのが主な症状です。
特に加齢に伴い体内の水分量や皮脂の分泌が減少して起こる疾患だと言われていますが、皮脂分泌が少ない子どもや若い人でも最近は発症する件数が増えているといわれています。
さらに言えば、日常的に家事をする人や、美容師や理容師、看護師など手を使って洗浄作業を行なう職業の人々には手湿疹の症状として多くみられます。
若い人や子どもでアトピー性皮膚炎の素因がある人は特に注意する必要があります。

皮脂欠乏性湿疹の対策としては、入浴時にはあまりタオルなどでゴシゴシ洗わず石鹸はしっかり泡立て優しくなで洗いしてください。
熱いお湯に浸かると皮脂膜が剥がれてしまうので注意してください。
洗顔料やクレンジング、シャンプーなども、低刺激性のものを選ぶこともお勧めします。
入浴後はすぐに保湿効果のあるクリームやローションを塗布しましょう。
数年前より乾燥肌に伴うかゆみを抑えるクリームや軟膏などCMを度々見かけるようになりました。
市販の商品でご自分に合うものを探してみてください。
また食生活でも、高齢になれば脂っこい食べ物を敬遠される方が多くなりますが、これも皮脂分泌低下の要因になります。適度な脂分を摂取することも大切です。
乾燥肌対策になる食べ物や飲み物を摂取することは大切です。
ウーロン茶など体内の脂を分解する働きのある飲み物を多く摂取すると、必要な脂分も流れ出てしまうことがあるそうです。
身体に直接触れる衣類にも注意が必要です。
なるべくコットン(良質な)素材を選び、締め付けがきつい、刺激を感じる衣類は避けましょう。
UVカットや抗菌・防臭などの」加工されている衣類や染料にも気をつけましょう。
エアコンなどの暖房器具が部屋の湿度を低下させるので、加湿器などを上手に使用し湿度を60~65%くらいに保つようにしましょう。
他にもストレスや生活習慣の乱れから皮膚疾患を引き起こすことがあります。
ストレス解消法を見つける、生活習慣を見直すことも大事かもしれません。
そしてセルフケアでも改善されず、悪化するときは必ず皮膚科医にご相談ください。

また、手湿疹に関しては分泌される皮脂や水分を洗い流しすぎない事だそうです。
家事などの水仕事を行なう際には、ゴム手袋をなるべく着用し、また過剰に手を洗いすぎない事が大切です。

2018年6月 夏にご用心「虫刺されと皮膚トラブル」

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春に目覚めた虫たちが活発に活動する夏がやってきます。
虫には人に害を及ぼすものも存在します。
カ、ブヨ、ダニ、ハチなどは人間の皮膚を刺し、咬み、または人間の血を吸うことによって痛み、かゆみ、赤み、腫れなどが生じます。

虫刺されには、虫の種類や刺された人の体質などにより、紅斑・じんましん・ショックといった症状がすぐに出る場合(=即時型反応)と、紅斑・丘疹・水ぶくれが1~2日後に出る場合(=遅延型反応)とがあります。
症状のあらわれ方はそれぞれが違いますが、共通するのはかゆみや痛み、赤みを伴う腫れです。
虫が皮膚を刺したり咬んだりした際、虫が持っている毒成分・唾液成分が抗原(アレルゲン)となってからだの中の抗体と反応し、ヒスタミンなどのかゆみの原因物質が分泌されてかゆみや炎症などの皮膚炎を引き起こします。
つまり多くの虫さされは、虫の毒成分などに対するアレルギー反応の一つです。

また、毒成分が注入されるときの物理的な刺激そのものによっても、炎症が生じます。
このような症状は年齢や刺された頻度、体質による個人差が大きいものですが、一般的にアレルギー体質の人は症状が強く出るといわれています。
ハチなどに刺された経験のある人が再び刺されるとアナフィラキシーショックを起こし最悪の場合死に至る場合があるので注意が必要です。

体質や年齢が嵩むにつれ、虫刺され後が消え難くなる場合があります。
一般的に言われるように、傷口から細菌感染を起こす可能性があるため触ったり掻きむしったりせずに早めに虫刺され用の軟膏や張り薬などで対処するのが有効でしょう。
ハチやマダニ、ヒアリ以外に、ムカデやヒル、ブヨなど注意が必要な虫はさまざまです。
長袖、長ズボンで肌の露出を避け、防虫スプレーを活用するなどの予防が大切です。
また、虫さされ薬や、虫が嫌う柑橘系のキャンドル(アウトドア用)、毒や毒針を吸い出すポイズンリムーバーなども携帯したほうがより安心して、アウトドアを楽しみましょう!

2018年3月

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春から初夏にかけて発症する肌のトラブルといえば花粉皮膚炎が多くみられます。花粉皮膚炎は肌のバリア機能の低下により、炎症が起こっている状態です。おもな症状には、

  • 目や鼻の周りの肌の色が変化する
  • ニキビのような赤い細かい発疹がでる
  • マスクなどが擦れる肌がヒリヒリする
  • 頬などが白く粉が吹いたようになる

があり、症状がひどい時期には、メイクが出来ないのはもちろん基礎化粧品すら痛みで使えない事もあります。春先は気温や湿度が変化しやすく、乾燥しやすい時期のため肌が敏感に反応してしまう可能性があります。花粉によって引き起こされる他の症状(くしゃみ鼻水、目のかゆみ)などでも目や鼻の周りをこするために摩擦で炎症を引き起こします。特にアトピー性皮膚炎の方は花粉皮膚炎との合併により症状がひどくなることがあります。

花粉皮膚炎は、圧倒的に女性が発症することが多いようです。男女比では1:9の割合だともいわれています。これは皮脂分泌量の違いと、肌の強さからかもしれません。

花粉皮膚炎の対策ですが、外出時にはなるべく花粉が肌にふれないようにメガネやマスクで肌を覆いましょう。またこの時期だけ赤ちゃんにも使える敏感肌用の基礎化粧品に変えるのも良いかもしれません。洗顔時には、メイク落としクレンジングなど肌を摩擦する物を極力控え、石鹸をよく泡立てて優しく洗いましょう。石鹸の泡でもヒリヒリする場合は、ぬるま湯のみで洗いましょう。しかしセルフケアで症状が改善せずまた悪化する場合は、やはり速やかに皮膚科への受診をお勧めします。

さらに、花粉皮膚炎だけでなく、全ての花粉症患者の10%ほどが果物・野菜アレルギーになる方がいるそうです。これは、身体が摂取した果物や野菜を花粉と勘違いし、攻撃する為と言われています。花粉の種類によってアレルギーを引き起こす果物・野菜は違いますが、多くの方々の花粉症の原因となっているスギ花粉で引き起こされる可能性があるものはトマトだそうです。その他の花粉でもメロンやマンゴー、ジャガイモなど、種類によって違いますので専門機関または皮膚科で相談してみるのが良いでしょう。花粉症の方は、果物・野菜を摂取する際には、気をつけて下さい。

しかしながら、春から初夏は新緑が輝き生命が躍動し、日中の気温は暑すぎず寒すぎない一年を通して最も気持ちの良い季節の一つです。花粉対策を万全にし、麗らかな季節を楽しんでください。